TikTokLIVEプロマネージャー/TikTok特化クリエイター事務所 UniTrus。芸人として8年活動したのち、実演販売の講師としても活動(講師として関わった商品の販売実績は数億円規模であり、本人の収入額ではありません)。TikTok LIVEでは担当クリエイター延べ500名以上をマネジメントし、配信を主な収入源にしているクリエイターも輩出しています。
「長く演者をやっていた経験と、マネージャーとして見てきたたくさんの事例を活かして、ライブ配信を通して夢を叶えるサポートをしていきます!」
TikTok LIVEのカラオケ機能にある曲を選んで歌う分には、JASRACへの個別の手続きは不要です。許諾済みUGCサービスの一覧に、TikTokとTikTok Liveの両方が載っているためです。
注意が必要なのは、別のスマホでサブスクを流す、カラオケ店の音源を重ねるなど、TikTok外の音を混ぜたときです。どこからがNGか、伸ばすための配信時間と音楽比率の目安まで整理しました。
この記事の要点
- 歌配信で働く3つの権利(著作権/実演家の著作隣接権/レコード製作者の著作隣接権)の切り分け
- JASRACの許諾済みUGCサービス一覧にTikTokとTikTok Liveが掲載されているという事実
- 公式カラオケ機能の操作と、視聴者リクエストの2つの型
- カラオケやリクエストが表示されないときに公式が案内していること
- TikTokが公表している配信時間・頻度・音楽パフォーマンス比率の目安
- 音楽クリエイター認証を受けると使えるようになるもの
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※18歳以上の方を対象としています。
カラオケ配信は著作権に触れるのか|公式機能の中なら個人の手続きは要らない
公式カラオケ機能の曲リストから歌う限り、配信者が個別に権利処理をする必要はありません。歌配信で働く権利は1種類ではなく、TikTok LIVEがまとめて引き受けているのはどこまでか。それがそのまま安全の境界になります。
表1:歌配信で働く3つの権利と、TikTok LIVEでの扱い
| 権利の種類 | 誰の権利か | TikTok LIVEでの扱い |
|---|---|---|
| 著作権(作詞・作曲) | 作詞者・作曲者 | JASRACの許諾済みUGCサービス一覧にTikTokとTikTok Liveが掲載されており、一般ユーザーが個別に手続きをしなくてもJASRAC管理楽曲を利用できる |
| 実演家の著作隣接権 | 歌手・演奏者 | JASRACの管理対象外。市販の音源をそのまま鳴らす場合は、著作権とは別に許諾が必要になる |
| レコード製作者の著作隣接権 | 原盤を制作した人(レコード会社など) | 同上。カラオケ店の伴奏や配信サービスの音源も、誰かが作った原盤である点は変わらない |
「TikTok Live」はJASRACの一覧に名前がある
一覧の動画投稿(共有)サイトの欄に、TikTokとTikTok Liveが並んでいます。TikTok Liveのほうには、ライブ配信のみのサービスであることを示す注記が付いています。

ただし、この一覧が扱っているのはJASRACの管理楽曲だけです。ほかの管理事業者に信託されている曲は射程の外にあり、当メディアではNexToneについて同種の一覧の公表を確認できませんでした。曲ごとの管理団体は、JASRACとNexToneそれぞれの作品データベースで調べられます。
アウトになるのは、音源を外から持ち込んだとき
JASRACは、インターネット配信で市販の音源を使う場合は著作権と著作隣接権の両方が働くと整理しています。別の端末でサブスクを再生する、CDをかける、動画サイトの音源に合わせて歌う、カラオケ店の伴奏を配信に乗せる。どれも同じ型で、音量を絞っても権利が働く事実は変わりません。
アカペラなら無条件で問題ない、という説明も見かけますが、歌詞とメロディーそのものにも著作権があります。TikTok LIVEで安心して歌えるのは、アカペラだからではなく、TikTokがJASRACとの許諾を済ませているからです。

TikTok LIVEのカラオケ機能のやり方
通常どおりLIVEを開始したあと、マイクアイコンを開くとカラオケ曲リストが表示されます。あとは検索バーで曲を探し、【追加】で予約して、曲リストから再生するだけ。歌詞も画面に出るので、うろ覚えの曲でも歌えます。
表2:カラオケ配信で触る4つの場所
| 場所 | そこでできること |
|---|---|
| マイクアイコン | カラオケ曲リストを開き、検索して【追加】で曲を予約する |
| 音符アイコン(メニューバー右端) | 追加された曲と、リクエストした視聴者をまとめて確認する |
| 曲リスト | 自分で予約した曲を再生する。歌詞が画面に表示される |
| 交流 > 視聴者リクエスト | リクエストのテンプレートを設定し、ギフトとパフォーマンスを結びつける |

公式は雑談配信や参加型のLIVEにも取り入れやすい機能として案内しています。BGM感覚で流す使い方も想定されているので、1時間まるごと歌枠にする必要はありません。
視聴者リクエストには2つの型がある
リクエストは「クリエイターが歌う」と「視聴者が歌う」の2種類。前者は視聴者が指定した曲をクリエイターが歌い、後者はマルチゲスト機能と組み合わせて視聴者がゲストとして一緒に歌います。どちらもクリエイター側が【承認する】を押した時点で曲が再生されます。
マルチゲスト中でも通常どおりカラオケ機能を使えると公式は明記しています。挙げられている使い方は、事務所内のコラボ、2対2のPK、イベントの応援配信、大型の耐久企画。歌える人が複数いる場ほど効きます。
👉 コメントの出し方と表示されない原因:TikTok LIVEのコメントの出し方|表示されない原因と残るのかも解説
ギフトと曲を結びつける
視聴者リクエスト機能には、カラオケ・歌配信向けのテンプレートが用意されています。公式が例に挙げているかけ声は「このギフトで次の曲歌います!」「イベント限定ギフトでリクエスト解放!」「○曲達成で耐久歌枠!」。何を送ると何が起きるのかを画面上に文字と画像で提示できるので、視聴者側が動きやすくなります。
設定で引っかかりやすいのがポイント表示です。ここに出るのは「そのギフトを何コイン分もらったか」で、ギフトの個数ではありません。優先パスも、テンプレートを選ぶ段階で選んでおかないと配信中に使えなくなります。公式はあわせて、リクエストを受け付け続けたい場合はタイマーをオフにするよう勧めています。
カラオケやリクエストが表示されないときに考えられること
「自分の画面にカラオケが出てこない」という相談は多く届きます。事務所に入れば使えるようになる、という説明が出回っていますが、公式が書いているのは、視聴者リクエスト機能がベータテスト中のため一部のクリエイターには表示されない場合があること、使用を希望するならエージェンシーや運営の担当に連絡すること、の2点です。カラオケのリクエストはこの機能の上で動くため、リクエスト周りが見当たらないときはここが理由になっていることがあります。
表3:症状から見る切り分け
| 症状 | 考えられること |
|---|---|
| +ボタンを押してもLIVEの項目が出ない | 配信条件を満たしていない可能性。年齢とフォロワー数の条件を確認する |
| LIVEはできるが、交流にカラオケが見当たらない | アプリのバージョンが古い可能性。更新後に再確認する |
| カラオケは使えるが、視聴者リクエストの設定が出ない | 公式がベータテスト中と説明している機能。エージェンシーまたは運営の担当へ連絡する |
| 歌いたい曲が曲リストで見つからない | その曲がカラオケ機能の楽曲として提供されていない。外部の音源で代用しない |
| 配信中に警告や制限の通知が届いた | 配信内容に対する措置の可能性。通知の内容から状態を切り分ける |
💬 カラオケ機能が出ない理由が分からなければ、まず相談してください。
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※18歳以上の方を対象としています。
歌える曲・歌えない曲の線引き
線引きは、既存の音源を外から持ち込んでいないか、そしてその曲がJASRACの管理曲かどうかで決まります。邦楽か洋楽か、有名か無名かは関係ありません。
表4:やってよいことと、避けたいこと
| やり方 | 自分に働く権利 | 扱い |
|---|---|---|
| 公式カラオケ機能の曲リストから選んで歌う | なし | 想定された使い方。リストに載っている時点でTikTok側が処理を済ませている |
| 自分で演奏しながら歌う(弾き語り) | 楽曲の著作権のみ | 原盤を使わないので著作隣接権は働かない。JASRAC管理曲ならTikTokの許諾でカバーされる |
| 曲リストにない曲をアカペラで歌う | 楽曲の著作権のみ | 弾き語りと同じ扱い。管理団体だけは自分で確かめる |
| 別の端末でサブスクやCDの音源を流す | 著作権+著作隣接権2つ | JASRACの許諾では足りない |
| 動画サイトの音源に合わせて歌う | 同上 | 投稿された動画そのものの権利も重なる |
| カラオケ店の伴奏を配信に乗せる | 同上 | 原盤の配信にあたり、店舗の利用規約という別の問題も発生する |
弾き語りとアカペラが同じ扱いになるのは、歌手とレコード会社の権利が音源に乗っているもので、自分の声や楽器には乗らないからです。曲リストにある曲なら確認は要りませんが、リストにない曲を自分で歌うなら、その曲の管理団体を先に調べてください。迷うなら曲リストにある曲へ差し替えるのが確実で、なかった曲は配信中に「この曲が入ってほしい」と視聴者と話題にしてしまうほうが早い。コメントが動くので、企画としても使えます。
💬 リストにない曲をどうするか迷ったら、まず相談を。
歌いたい曲を5曲送るだけで、歌える曲への置き換えを一緒に考えます。
代用は止められることがあります。
※18歳以上の方を対象としています。
TikTokが数字で示している「伸びる音楽配信」の条件
TikTokはLIVE Creator Hubに音楽配信専用のガイドを用意していて、配信時間や頻度、歌う割合まで具体的な数字を出しています。
表5:公式が示している音楽LIVE配信の目安
| 項目 | 目安 | 公式の説明 |
|---|---|---|
| 1日の配信時間 | 2時間 | 初級から中級・トップへ成長したクリエイターを分析すると、1日2時間を達成できるクリエイターが成長していた |
| 配信頻度 | まず週3回、慣れたら週5回 | 単純接触効果によりファン化が進む。5回が最も効果は高いが、3回でも十分な効果を得られる |
| 音楽パフォーマンスの割合 | 配信時間の25%以上 | 1時間のLIVEで4〜5曲、15〜20分程度が目安 |
| パフォーマンス型の配分 | 70〜90%を演奏・歌唱 | パフォーマンスの合間に簡単なトークを挟む |
| コミュニケーション型の配分 | 25〜30%を演奏・歌唱 | 残りの時間はトークを多めにする |
| 新規視聴者の流入経路 | おすすめ経由が50〜90% | 配信画面の完成度がそのまま流入数に効く |
2時間ずっと歌う必要はない、と公式は書いています。歌が25%なら、残りの75%はトークと企画と交流。歌枠が伸びないと悩んでいる人の多くは、歌そのものではなくこの75%に手をつけていません。
自分がパフォーマンス型なのかコミュニケーション型なのかは、歌っているときに人が増えるのか、話しているときに増えるのかを見れば分かります。公式も、得意なほうを増やすよう勧めています。
👉 フォロワーの増やし方はこちら:TikTokフォロワーの増やし方|0人から50人・1000人を突破する手順とNG行為
音楽クリエイター認証で使えるようになるもの
一定の音楽パフォーマンスのLIVE配信を週3回以上行うと、音楽クリエイター認証を受けられると公式は案内しています。認証を受けると音楽限定ギフトを使えるようになり、限定イベントにも参加できます。週3回は公式が推奨している配信頻度と同じ数字で、頻度を作ることがそのまま認証と限定ギフトにつながる設計です。
👉 音楽系イベントの探し方:TikTok LIVEのイベントとは?2種類の違いとカレンダーの見方・参加方法を解説
💬 いまの歌枠が公式基準に合っているか、確かめてみませんか。
直近1週間のLIVE履歴を送るだけで、公式基準に照らしてお答えします。
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※18歳以上の方を対象としています。
画面と音を整える
新規視聴者の50〜90%はおすすめ経由でLIVEルームに入ってくる、とTikTokは説明しています。スワイプされる一瞬で音楽配信だと伝わるかどうかが、最初の関門です。
公式が画角について挙げているのは、歌クリエイターならマイクを大きく目立たせること、弾き語りならギターやピアノのボディを画面下部か中央で見せること。歌唱中もできるタイミングでカメラに目線を戻すよう勧められています。目線が合わないと、視聴者は話しかけないほうがよさそうだと感じてしまうからです。顔出しは、できる限りしたほうがよいという立場です。
音のほうは、スマホのマイクから直接録るところで頭打ちになります。公式が最初に挙げているのはUSB-C接続のオーディオインターフェイスで、例としてYAMAHA AG03MK2(約15,000円)が示されています。マイクは、防音ができている部屋ならコンデンサー、エアコンやパソコンの音が入る環境なら指向性の高いダイナミック。弾き語りなら口から15〜20cmが基本です。
表6:音のトラブルと、公式が示している改善策
| 起きていること | 改善策 |
|---|---|
| 録音がこもる | マイクを少し上に向ける、またはポップガードを装着する |
| 音割れする | オーディオインターフェイスのゲインを下げる(12時の位置が目安) |
| ノイズが入る | ファンの音を止める。マイクの背面を壁に向ける |
| 部屋が響く | カーテン・布・吸音パネルで反射を減らす |
公式は歌配信について、防音100%より吸音を先に整えるほうが効くと書いています。厚手の布を壁に掛け、壁と布のあいだに空間を作るだけでマイクの音は変わります。機材は高いものを買えば解決するわけではなく、順番を間違えると買ったのに音が変わらないという結果になりがちです。
👉 一緒に歌うコラボ配信のやり方:TikTok LIVEコラボ配信のやり方|条件・人数〜できない時の対処法
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よくある質問
Q1. TikTokでカラオケ配信はダメ?
ダメではありません。TikTok LIVEにはアプリ内のカラオケ機能があり、曲リストから選んで歌う使い方は公式が案内しているものです。問題になるのは、外部の音源を配信に乗せた場合です。
Q2. ティックトックLIVEでカラオケ配信はできますか?
できます。LIVEを開始したあとマイクアイコンからカラオケ曲リストを開き、曲を検索して【追加】で予約し、曲リストから再生します。歌詞も画面に表示されます。
Q3. カラオケのライブ配信は違法ですか?
配信そのものが違法になるわけではありません。分かれ目は音源です。公式カラオケ機能を使う場合は配信者側の手続きは不要で、カラオケ店の伴奏や市販の音源を流す場合は著作隣接権が別に働きます。
Q4. TikTokでカラオケ配信ができないのはなぜですか?
+ボタンにLIVEの項目が出ないなら配信条件、カラオケが見当たらないならアプリのバージョン、リクエストの設定が出ないならベータテスト中の機能に当たっている可能性です。
Q5. TikTokでカラオケ機能を出すには?
LIVEを開始してから、マイクアイコンまたは交流のメニューを開きます。リクエスト周りが表示されない場合は、エージェンシーや運営の担当へ連絡するよう公式が案内しています。
Q6. TikTokでカラオケで歌える曲は?
TikTokの曲リストに入っている曲です。リストは検索バーから探せます。リストにない曲を外部の音源で歌う形にすると、権利の扱いが変わります。
Q7. カラオケ配信でBANされることはありますか?
配信内容がコミュニティガイドラインやLIVE収益化ガイドラインに触れれば、歌配信でも警告や制限の対象になります。音源の持ち込みは、権利のあるコンテンツとして扱われる典型的な経路です。
Q8. 事務所に入らないとカラオケ機能は使えませんか?
公式にそのような条件は示されていません。書かれているのは、視聴者リクエスト機能がベータテスト中で一部のクリエイターに表示されない場合があることだけです。
まとめ|安全の範囲を決めてから、歌う時間の設計に進む
カラオケ配信で最初に決めるのは、音をどこから鳴らすかです。TikTokの曲リストから鳴らしているあいだは権利が配信者の手を離れ、外から音源を持ち込むと著作隣接権が戻ってきます。境界はここだけで、あとは自由に組めます。
次は時間の設計です。公式の目安は1日2時間、週3回から、歌は配信時間の25%以上。残りの4分の3をどう作るかが歌枠の実力になり、歌には自信があるのに人が増えない人がひとりで試行錯誤を続けると、時間だけが減っていきます。歌以外の75%の設計は、同じ相談を何度も受けている人に聞いたほうが早く形になります。
💬 最初の歌枠は、一緒に組み立てましょう。
ジャンルと配信できる時間帯を送るだけでお答えします。
手探りの時間を歌う時間に回せます。
※18歳以上の方を対象としています。
👉 次に読む:TikTok LIVEで稼ぐ仕組みと報酬の目安を見る
監修:田中宏明/TikTokLIVEプロマネージャー・TikTok特化クリエイター事務所 UniTrus/芸人活動8年・実演販売の講師(講師として関わった商品の販売実績は数億円規模であり、本人の収入額ではありません)・担当クリエイター延べ500名以上
運営:TikTok LIVE特化のクリエイター事務所「UniTrus(ユニトラス)」(運営者情報)
本記事のカラオケ機能・視聴者リクエスト機能・音楽配信に関する記述は、TikTok公式のLIVE Creator Hub「LIVEカラオケ機能 使い方ガイド」「LIVEカラオケ機能 楽しみ方」「配信を盛り上げる新しいコミュニケーションの形、視聴者リクエスト機能」および音楽編の各記事を、2026年8月21日時点の内容として確認したものです。権利に関する記述は、JASRAC「利用許諾契約を締結しているUGCサービスの一覧」(2026年8月21日最終更新)および「音楽の著作権とは」の記載にもとづいています。楽曲ごとの管理状況や機能の提供範囲は変わることがあるため、実際の判断は公式ページをご覧ください。

